昨日、私の手元に1枚のCDが届きました。
それは、今年の9月までFMえどがわというコミュニティーFM局で、
番組パーソナリティーをされていた奈良禎子さんから送られてきました。
私が奈良さんを知ったのは、FM世田谷で「悠ゆう素的」という番組を担当されていた頃でした。
とても優しいお声で、穏やかな語り口調に心惹かれて毎回欠かさず聞くようになりました。
聞くだけではなんだか物足りなくて、番組宛にメールを送るようになり、採用していただくようにもなりました。
奈良さんの普通のおしゃべりも心地よいのですが、朗読もとても楽しみにしていました。
その番組が今から4年前の9月に終了し、それからしばらくは奈良さんのお声を聞く機会はありませんでした。
それが昨年、私の友人の中にFMえどがわを聞いている人がいて、よく面白いと話していたので、
時間のある時にスマートフォンで初めて聞きました。
番組のCMを聞いていたら、聞き覚えのある声が聞こえてきました。
数年前までFM世田谷で番組を担当されていた奈良禎子さんでした。
ずいぶん久しぶりでしたが、
独特の声と語り口調ですぐにわかりました。
そして、週に一度番組を担当されていることがわかり、聞くようになりました。
最初の頃は聞くだけのリスナーでしたが、
友達から「メールを送ってみたら?」
とすすめられ、思い切って番組に投稿しました。
忘れられているかなと思っていたんですけど、
私のことを覚えていて下さって本当に感激しました。
毎週木曜日の午後3時スタートの番組で、
今年の夏から心待ちにしていました。
我が家からFMえどがわのスタジオのある地域はかなり遠いんですけど、
涼しくなった頃にスタジオ見学に行ってみたいと思っていました。
その矢先、奈良さんの口から番組が終わることを知らされ、愕然としました。
4年ぶりに再会できたと思った直後にまたお別れしなければならないなんて。
9月26日が番組の最終回だったのですが、
その前の週は番組をお休みされました。
もしかしたら、体調が優れないのかしら…。
とても気になっていました。
最終回当日にドキドキしながら番組を聞き始めました。
そして、番組内で奈良さんが朗読されているCDプレゼントがあると聞いて、応募しました。
そのCDが昨日我が家に届いたのです。
CDの中に奈良さん直筆のお手紙が入っていました。
私に対してのいろいろな想いを書いて下さって、読みながら胸が熱くなりました。
お手紙の最後に「一生忘れません」
と書かれていました。
その一文を読んで悲しくなりました。
もう奈良さんのお声を直接聞くことはできないのかもしれないと思ったからです。
昨日、FMえどがわさんにお礼のメールを送りました。
本当は、奈良さんに直接お礼を言いたかったのですが、
当然のことながら郵便物にはご自身の連絡先は記載されていません。
でも、私自身のこの想いを昨日のメールには書くことができませんでした。
なので、今回はこちらに書くことにいたしました。
奈良禎子さんがこの日記をどこかで見て下さったら…。
私も、奈良さんのことを一生忘れません。
どうぞ、お身体に気を付けられてこれからもお仕事お励みくださいますように。
「世田谷のサフラン」
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