では、ここで深呼吸をしてみましょう。あなたは今、息を吸いましたか。息を吐きましたか。多くの人がまず吸う事から始めるでしょう。でも、あえて『吐く事から始める様にしましょう。』深呼吸をする時には、体の中の空気をいったん全部外に出す。この癖をつけて下さい。メンタルトレーニングにはこれが重要なポイントになります。なぜ息を吐く事から始めるのか。「息を吐く」と言う「外に出す」と言う行為は、いわばデトックス(体内に溜まった毒素を排出させると言う健康法)の様な役割を果たしているのです。よく、嫌な事や負担に思っている事が心にあると、ため息が出ますよね。ため息は、まさに「吐く事」によって【イヤな気分】を出しているのです。つまり、「息を吐く=息を外に出す」と言う行為は、自分の過去の失敗や苦手意識を認めたと言う情報を潜在意識に伝えると言う行為なのです。それをしてこそ、次に「息を吸う=息を体の中に取り入れる」事、すなわち生きて行くと言う事に向かって前向きに動き出す事が出来ると言う訳です。呼吸の長さは、吸う時を「1」とすると、止めるを「1」、吐くを「2」と言うカウントで行います。
お釈迦様が考案されたと言われる腹式呼吸法(丹田呼吸法)は、へそから指3本下の丹田と言う場所を意識しながら、下腹が膨らんだりへこんだりする様に呼吸する方法です。
1.口を少し開けて、今ある息をスーッと吐いていきます。吐いて、吐いて、お腹をへこませます。
2.下腹部を膨らませる気持ちで、口を閉じて鼻から大きく息を吸って、止めます。酸素が全身に行き渡るイメージをします。そして口を少しあけ、吐いて、吐いて、お腹をへこませます。(これを繰り返していきます)
3.最後に口を閉じて、鼻から大きく息を吸って、止めます。酸素が全身に行き渡るイメージをします。口を少しあけ、ゆっくり吐いて、元の呼吸に戻していきます。
※「この後にプラスメッセージ(=自己暗示)を入れると効果的です」
吐く息に気持ちを落ち着ける効果があるので、吐く息に注意を向けて、ゆったりと息を吐いていきます。この時に、体の緊張も息とともに吐き出す様にイメージしながら脱力すると、自分の心の中が自然体になって行くのがわかるでしょう。これらを5~10程度行います。
自然体でいる事が、潜在意識の能力発揮に最も大切な事なのです。自然体の自分をいつでもつくり出せる様にしておきましょう。この呼吸の練習は、どこでも、いつでも簡単に出来ます。気づいた時にやってみて下さい。この呼吸法は、メンタルトレーニングの基本中の基本です。